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薬のアレルギー

薬剤アレルギーとは?「薬物アレルギー」⇒薬剤にもとづく過敏反応の事を言います。
薬剤のアレルギー症状はいかのようなものがあります。

 

1.発疹が出る 薬疹;副作用全体の3割以上、アレルギー性副作用の6割以上をしめる
2.関節痛 軽度のものから重度のものまであり期間は1日〜7日
3.リンパ節腫張 アレルギー性腫脹 (汎発性)
4.アナフィラキシーショック 度抗原にサラされて抗体が出来た人が、再び同じ抗原に接触した時に起きる急性で全身性のアレルギー反応を、アナフィラキシー・ショックという。どんな抗原でも起きるが、一般的には
[薬物]
[昆虫の刺傷]
[特定の食品]
[アレルゲン免疫療法注射]
で起きる。 ・・・・→ 「 ハムスター」
アナフィラキシーショックは、抗原が血液に入り、抗体に反応すると始まる。肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されて、血管を拡張させ、気道を狭くする。そしてそこに白血球を引き寄せる。その結果肺の気道が縮んで喘鳴(笛のような音)を起こしたり、血管が拡張して血圧が下がったり、血管壁から体液が漏れ始める結果、腫れ 蕁麻疹が起こり、心臓が血液を送り出せなくなって ショック状態になる。
要注意食品には 牛乳・鶏卵・貝類・木の実・小麦・ピーナッツ・大豆・チョコートなどと、遺伝子組み換え食品がある
5.無顆粒球症 薬物の副作用:
   1.抗甲状腺剤(メルカゾール)
   2.鎮痛解熱剤(アミノピリン)
   3.抗生物質(クロロマイセチン)
   4.サルファ剤
   5.抗結核剤
   6.抗テンカン剤(フェニトイン)
   7.抗ガン剤
6.血小板減少性紫斑病 血液中にある 血小板の数が異常に少なくなって出血しやすくなる病気です。皮下出血が起き、 アザが出来ます。
7.後天性溶血性貧血


8.再生不良性貧血

薬剤:必ず貧血を起こす:抗ガン剤

まれに起こすことがある:
     1.クロラムフェニコール
     2.サルファ剤
     3.抗ケイレン剤
     4.金ゾル
     5.白髪染め
     6.農薬

9.肝障害 肝障害を引き起こす有害因子
▼α-メチルドーパ
▼アジュマリン
▼エタノール
▼四塩化炭素
▼化学療法剤
▼肝炎ウイルス
▼クロルプロマジン
▼クロロホルム
▼ 抗生剤
▼抗テンカン剤
▼毒キノコ
▼パラコート
▼その他:
「カリブ海に浮かぶジャマイカ島の住民には肝機能障害をもつものが多く、肝硬変が多発し、また家畜にも肝障害が多く発生することが知られていた。この地方には、キク科の[キオンSenecio]、マメ科の[タヌキマメCrotaria]などの属やムラサキ科の[ヘリオトロープ属Heliotropium]の植物が野生しており、住民たちはこれらの植物の葉を「ヤブチャ(bush-tea)」として飲用していた。」 −講談社「天然毒」p16参照−
 
薬物アレルギーはなぜ起こる ?
【同じ薬物を以前に服用したことがある場合に起こる】

人体の免疫システムに異常が起こると、少量の薬物に対しても薬物アレルギーが起こります。

ほとんどの場合、それと同じ薬物か、構造の似た薬物を以前に服用した(感作された)ことがあるのが特徴です。

薬物アレルギーにも4つの型があります。

【薬物アレルギーの4つの型 】
1型・アナフィラキシー(過敏症性)反応
体内に入った薬が作るIgE抗体は、肥満細胞に結合します。2度目に体内に入った薬が抗体と結合し、抗原抗体反応(免疫反応)を起こします。肥満細胞が破れ、ヒスタミンなど化学物質が放出され、アレルギー症状が現れます。

2型・細胞毒性反応
細胞膜に結合した薬が抗原となり、IgGあるいはIgM抗体が作られ結合します。さらに、免疫を増幅する血中のたんぱく質である補体が結合して活性化します。それにより、溶血性貧血や血小板減少症などを起こします。

3型・免疫複合体血管炎
以前作られた抗体の結合で、薬物抗体複合体(免疫複合体)が出来、補体が結合し活性化します。すると好中球(白血球の一種)を呼び寄せ、免疫複合体を食べてしまいます。それにより炎症を起こす物質が遊離され血管壁を傷つけます。

4型・接触湿疹
皮膚から入った薬がTリンパ球に結合します。すると、リンホカインという物質が放出されて、血管の透過性を高進させるなど、炎症を起こします。

 

【抗生剤の話 】

抗生剤は病原体を直接殺す、または増殖を抑制して白血球による病原体処理を助けることにより、感染症を治療する薬です。約50年前に登場しそれまでは命が失われていた病気でも完全に治癒してしまうという画期的な効果を示し、以後現在にいたるまでその効果に絶大な信頼が寄せられています。幸いなことに副作用もほとんど見られず安心して使用できる薬であることから、世界的にも広く使用されてきました。その経過で、抗生剤の効果と副作用および限界が研究され、安全に使用することができるようになったのです 、しかし薬物アレルギーを起こす中で1番多いい薬剤がこの抗生剤である事も事実です。

抗生剤は病原体を直接殺す、または増殖を抑制して白血球による病原体処理を助けることにより、感染症を治療する薬です。約50年前に登場しそれまでは命が失われていた病気でも完全に治癒してしまうという画期的な効果を示し、以後現在にいたるまでその効果に絶大な信頼が寄せられています。幸いなことに副作用もほとんど見られず安心して使用できる薬であることから、世界的にも広く使用されてきました。その経過で、抗生剤の効果と副作用および限界が研究され、安全に使用することができるようになったのです 、しかし薬物アレルギーを起こす中で1番多いい薬剤がこの抗生剤である事も事実です。

 

 
【抗生剤にはどのような効果があるのでしょうか ?】
感染症とよばれる疾患は病原体が生体の中にはいりこみ、生体の機能を犯し、時には生命までも奪ってしまう病気です。病原体にはその大きさ、形態、機能からウィルス、クラミジア、マイコプラズマ、リケッチャー、細菌、真菌、寄生虫に大きく分けることができます。このうち日常的に遭遇する頻度の多い病原体は、ウィルス、細菌、マイコプラズマです。抗生剤が効果を示すのは細菌とマイコプラズマ、クラミジア、リケッチャーです。最も頻度の多いウィルスには全く効果を示しません。マイコプラズマ、クラミジア、リケッチャーに対しては効果は示しますが、残念ながらその効果は限定的です。しかし幸いなことにウィルス、マイコプラズマ、クラミジア、リケッチャーのほとんどに対し生体は自然治癒力を持っています。細菌感染にも生体は治癒力はある程度持っていますが、十分ではありません。その細菌感染に抗生剤が絶大な効果を示すことから、戦後抗生剤の登場によって細菌感染症の死亡率が大幅に下がったのです。

 

 

【抗生剤にはどのような種類があるのでしょか? 】
ペニシリン系

セフェム系

テトラサイクリン系

ペニシリンG、ビクシリン、サワシリン、ユナシン等が現在使われている主なものです。菌を殺す力(抗菌力)が強く使いやすい薬です。

副作用としては下痢がありますが脱水になる程ひどいもではありません。アレルギーによるアナフィラキシーショックが問題となりますが静脈注射のときに起こるもので、経口投与ではほとんど見られません。時に蕁麻疹等の発疹は認められます

セフゾン、ケフラール、フロモックス、トミロン等現在で最も多くの種類があり使用量も最大のものです。抗菌力はペニシリン系と同等かそれ以上であり、ペニシリンに耐性を示す細菌にも効果を示します。

副作用はペニシリン系とほぼ同じです。

ミノマイシン、テラマイシンと呼ばれるものです。抗菌力はペニシリン系やセフェム系に比べ弱いのですが、マクロライド系よりは強い抗菌力を示します。そのため成人のマイコプラズマ感染によく使われる薬剤ですが、着色歯を作るという副作用から小児では使えない抗生剤です。

永久歯形成過程にある8才以下の子供の永久歯に取り込まれ、その部分に色がついてしまいます。そのときは気付かれませんが、永久歯が出てきますとそれが黄色く、時に黒ずんだ色が付いていて初めてわかります。成人に見られる着色歯の原因のほとんどが、乳幼児期に使用したテトラサイクリン系抗生剤のためと考えられています

 

【薬物アレルギーを特定するには?】
アレルギーテスト貼付試験(パッチテスト); RAST検査; 皮膚試験−アレルギー; 掻破試験(スクラッチテスト); MAST検査 があります。

アレルギー検査には種々の方法があります。一般的なのは皮膚試験、除去タイプ検査、放射性アレルギー源吸収試験(RAST)、同時多項目測定の酵素抗体アレルギー試(MAST)です。

最も一般的なのは皮膚試験です。具体的な方法には種々のものがあります。掻破試験(これも一般的です)ではアレルギー原因物質(アレルゲン)と考えられるものを少量前腕部、上腕部、または背中の皮膚に置き、ひっかいてアレルゲンを皮下に入れます。皮膚を観察し、腫脹、発赤などの徴候を見ます。結果は通常20分以内に得られ、複数のアレルゲンを同時に検査できます。同様の方法としては、少量のアレルゲンを皮下に注射して観察します。皮膚検査は呼吸性のアレルギー(アレルゲンは吸入されます)、ペニシリンアレルギー、昆虫のかみ傷によるアレルギーに特に有効です。

食物アレルギーは、通常種々のアルゲン徐去食(アレルゲンであることが疑われる食物を食事から数週間排除し、患者のアレルギー[性]反応を観察しながら、ひとつずつ徐々に戻すもの)を使って検査されます。食物アレルギーはしばしば、患者が何をアレルゲンと考えるかによって影響を受けるため、二重盲検法を行うことが勧められます。この検査ではアレルゲンの疑いのある食物とプラシーボ(影響のない物質)が、判別できないように提供されます。患者と医師はどちらも、どれがプラシーボでどれが食物由来の物質かを知らされません(第三者は知っていて、コードによってそれを識別します)。複数の物質を検査する際には、この検査は数回行わねばなりません。

RAST、MASTは血液に対して臨床検査施設で行う検査です(静脈採血を参照)。この検査では血中に特異的IgE抗体(これは「本当の」アレルギー[性]反応があるときに存在します)の量を測ります。

その他の検査には免疫グロブリン測定(血清グロブリン電気泳動を参照)や、血球分画および好酸球数(好酸球数はアレルギーが存在すると増加します)があります。誘発性検査(チャレンジテスト)ではアレルゲンと疑われる物質を、一定の環境下で食物または吸入の形で摂取します。このタイプの検査は、激しいアレルギー[性]反応を引き起こすことがあります。

 

アレルギー症状は人によって異なり、使用薬剤によっても副反応は異なります。−薬物アレルギー参照−

 

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